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2025年02月25日(火)
トップアーティストセミナー/イガリシノブ様

「おフェロメイク」など数々のメイクブームを起こし、コスメブランドのプロデュースも手掛ける大人気ヘアメイクアップアーティストであるイガリシノブさんにご来校いただきました。「イガリメイク」と「イガリ流の夢の叶え方」を、在校生への実演を交えながら教えていただきました。
イガリシノブ(BEAUTRIUM)
メイク業界で20年以上第一線を走り続けるヘアメイクアップアーティスト。モデルや女優など著名人のメイクを多数担当し、コスメブランド「WHOMEE」「SS by WHOMEE」のプロデュースも手掛けている。
新書「わたしもまわりも笑顔になれる 小学生のメイク本」(講談社)を発売し、子どもと保護者に向けた新たな分野でのメイク本が話題を呼んでいる。
実生活では2児のママとして子育てしながら、YouTubeやSNS、雑誌などでメイクの技を広めている
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自分の作品をどんな媒体で、どう表現したいのか具体的な目標を「学生のうちから考えることが夢を叶える極意」と力強く語っていただきました。
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「流行は時代を組み合わせて作っている」流行を作り出してきたイガリさんの言葉には段違いの説得力がありました。移り変わりの激しいメイクのトレンド。イガリさんにとって重要なのは「時代を知ること」だと言います。令和の今、昭和レトロがリバイバルブームですよね。今も、そして過去からも学ぶことで、未来のトレンドの中でも活躍できる力が養われます。
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ベースメイクの前には、しっかり肌の保湿と温めることが重要だそうです。むくみを取る意味でも、女優さんやモデルさんのメイク前に30分間もマッサージをしていた時代も…!そのために夜間学校に通ってマッサージも学んだというイガリさん。そのガッツに学生たちも圧倒されます。肌の弱い人ほど化粧水はやめる、など驚きの情報もありながら、メイクは進みます。
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「トレンドメイク」を頼まれたらどうすべき?イガリさんのお答えは「裏テーマ」を決めること!漫画のキャラクターや、映画の登場人物、ドラマのあの人…などなど、自分なりのテーマを定めることでメイクがしやすくなるそうです。忘れてはならないのがメイクの目的。例えば、テレビに出演するなら照明を考えたメイクにするなど、何のための誰に向けたメイクなのか考えることは大切だそうです。
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イガリさんのデモンストレーションでは、「メイクする人の手は丸く。長い爪は手の癖がつく」「狭いところでもメイクできるために手をやわらかく」「手を全面的に使って均一に塗る」「メイクの上達には手のマッサージを毎日100回」など「手」に関わる言葉が印象的でした。「おフェロメイク」など考え抜かれたメイク方法の数々は、世の中に大きく羽ばたいています。そのメイク一つひとつが、イガリさんの手から始まりました。自分がメイクした作品をどこで、どうやって表現したいのか。学生にはしっかりと考えて、その手で自分の道を開いてほしいですね。イガリさん、お忙しい中お越しいただきありがとうございました!
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