トータルビューティスタイリストコース(2021年度実施)
ファッションスタイリング
目の前に真っ白なTシャツが1枚
センスと感覚を研ぎ澄ませて挑む
トータルビューティスタイリストコースは美容に関するさまざまな専門スキルを横断的に学んでいきます。メイクやネイルと並んでファッションも重要な分野の一つ。前期でスタイリストに必要な基礎知識を学んだあと、後期では作品づくりを通して、美的なセンスと感覚をさらに研ぎ澄ませ、生地や道具の扱い方にも親しんでいきます。
この日、学生たちの目の前には1枚の真っ白なTシャツが。「ステンシル」という技法を用いてオリジナルのTシャツを制作します。正解を決めるのは自分。だからこそ、トライ&エラーの果てに学生たちが挑み続けた結果はいかに…?!こだわり抜く力と、表現力が身につく授業です。
ここが注目ポイント
- 1 ものづくりの手順を論理的に組み立てる力がつく
- 2 クリエイティブな思考力が身につく
- 3 さまざまな素材や道具に触れ使い方を学べる
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今回は「ステンシル」という転写技法でデザインを転写。まずはデザイン案をもとに型となるシートを制作。
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Tシャツと同じ素材の布で試し刷り。上手く転写できなかった部分を再調整するなど、細かな作業が続きます。
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イメージに合わせた画材選び。先生からの提案でパッと道が開けることも。
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本番用のTシャツにしっかりアイロンをあててから、デザイン転写がスタート。学生たちの目つきも更に真剣に
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完成後は自然と相互にフィードバックする時間に。いい部分、失敗した部分を共有することで新たな気づきも。
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最後に完成したTシャツとともに記念撮影。裾をカットしたり、ダメージ加工をしたり、素材そのものをアレンジしている学生もいました。
講師コメント
衣服の制作は、リサーチやスケジュール計画など、事前に行うべきこともある上、デザイン、配色、素材の選定など、手と頭をフル回転して向き合わなくてはなりません。この授業では「作りたいものを作る」ことを意識的に考えてもらうようにしています。計画していた以上に時間がかかったり、仕上がりのイメージがちがったり。そんな経験の積み重ねが、美容という正解のない世界で、自分を表現していくひとつの指標になっていくはずです。大切なのは「いいものを作りたい」という気持ちです。失敗しても諦めない、強い心を学んで欲しいと思います。
山下先生
受講中の学生インタビュー
この授業を受けたい!と思ったのが入学のきっかけ
私がトータルビューティスタイリストコースを選んだのは、この授業を受けたいと思ったことが大きな理由のひとつ。期待通りの楽しさで、毎回ワクワクしながら授業に臨んでいます。こだわり続けることって、時に難しくて諦めそうになることもあるのですが、山下先生が私たちのアイデアを尊重しながら助言くださるので、一歩一歩成長することができています。将来は美容師として活躍しつつ、雑誌なども制作するクリエイターになりたいです!
田中さん
トータルビューティスタイリストコース 2年生
奈良県立郡山高校出身