ブライダル・ウェディングコース(2021年度実施)
引き振袖着付
着付けの世界がグッと身近に。
賑やかに、楽しみながら学ぶ
ウェディングのプロになるためには、ドレスだけではなく和装の知識も必須。この授業ではさまざまな種類の着物に自ら袖を通しながら、実践的に着付けを学んでいきます。この日トライするのは美しい「引き振袖」。裾が足元にふわりと広がっており、披露宴で着用されることも多い着物です。「和装というと敷居が高いと思う人も多いですが、賑やかに楽しみながら学んでほしい」と担当の中井先生。カジュアルな授業の雰囲気に誰もが驚くはず。着付けの世界がグッと身近に感じられる授業をご紹介します。
ここが注目ポイント
- 1 一級着付技能士(国家資格)を持つ教員から学べる
- 2 花嫁着付の応用まで習得する
- 3 和の「色」についての知識が深まる
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選んだ着物や帯の状態をチェックから。事前点検を癖づけます。
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着る人、着せる人のペアはその都度変わっていきます。異なる体格で着付けを経験しておくことで感覚が磨かれます。
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手を動かすだけではなく、お客様との会話も大切。着付けも接客のひとつとして考えます。
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手こずることも多い「帯結び」。じっくり観察し、先生の手の動きを真似ながら、きれいに結ぶ方法を学びます。
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難しい「帯結び」もいよいよ完成間近!どこから見ても美しく見えるように、細かく最後の調整を加えていきます。
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楽しく着付けを終えて、最後に記念撮影。着せる楽しさにも、着る楽しさにも触れた時間になりました。
講師コメント
着物は日本の民族衣装。この授業をきっかけに、着物を身近に感じてくれる学生が一人でも増えるといいなと思いながら指導しています。
実践的な授業ですが、着物の種類、着用シーン、小物の名前などの知識も合間合間に散りばめています。色の組み合わせ方や美しく見えるバランス感覚を養いたい人にも最適。ブライダル業界で働く人にとっては、この経験を活かせるタイミングが必ず来るはずです。着付けはほとんどの人が0からのスタートなので、気兼ねなく楽しんで受けていただけたら嬉しいです。
[PROFILE]
宝塚歌劇団出身。退団後もさまざまな舞台に出演。その後着付けの世界に入り、全国着付士技能コンクール「振袖の部」では優勝・東京都知事賞を受賞。現在は、着付け講師としてさまざまな授業を受けもつほか、ブライダルヘアメイクなども手がけている。一級着付け技能士。
中井先生
受講中の学生インタビュー
難しいと思っていた着付けのイメージががらりと変わった
受講前は、特殊な小物も多いし、難しそうだなというイメージを持っていました。しかし、先生の指導の通りに進めると、すんなりと着せることができて、私でもできるんだ!と嬉しくなりました。中井先生はとてもフレンドリーな方なので、分からないことも気軽に質問できます。
着付けの知識があると、和装婚の現場でも柔軟に対応することができますし、プランナーとしての提案力アップにもつながっていくように思いました。
渡部さん
ブライダル・ウェディングコース 2年生
大阪府立泉大津高等学校